2009年10月18日日曜日

ご主人を亡くして6年目の方へのEMDR

きょうは 友人のお母さんの誕生パーティに招かれて行きました。
友人の義理のお姉さんも来られていました。
ご主人(当時51才)を亡くされて6年目です。
お葬式にお会いして以来でした。

たまたま二人きりになる機会があったので 様子を伺いました。
悪夢を見たり 泣いたりすることもまだ多いとのことでした。
EMDRを試されたいか伺ったところ 回復のためなら何でもしたい、とのこと。

パーティが一段落してから 友人宅の地下の静かな部屋をお借りしてEMDR治療をしました。
ガンで病気だったベットで横たわるご主人と居るイメージ。
気持ちは「自分は 無力で孤独感を感じる。」でした。

「一人でも生きていける強い自分でありたい。」
というポジティブな自分へというEMDRを行いました。
この方の場合、体で感じる感覚の訴えと感情が入り混じっていました。
思ったより早い時間(50分ほど)で落ち着いた気持ちを報告されました。

「ありがとう。とても気持ちが軽くなったわ。信じられない。違う気持ちで家に帰れる気がする。亡くなった主人も喜んでいると思う。」
と言って頂けて 私もこの技術を学んで 本当に良かった、と思いました。