2009年10月15日木曜日

グループ事例検討会

昨夜 スカイプを使って EMDRの事例検討会がありました。

EMDRでクライエントに対応した経過を ひとり15分ずつ報告しました。
一人一人の報告の後 講師からコメントをもらい、また質疑応答がありました。
8人の参加者で 3時間続きました。

私は 先週の水曜日と昨日2回のセッションを持った Aさんの事例を出しました。

Aさん ---48才(女性)

EMDRを行う前に Aさんに会ったのは2回です。
Aさんに2回目にお会いした時
「結婚して10年だけれど 気持ちの上で安定感が無い。」
とおっしゃいました。
「私の問題なのか 夫の問題なのか分からない。」
とも。

アドラー心理学から見ると Aさんの課題、だと見ることが出来ます。
「もしかしたら 子供のころに安定した家庭では無かったのかもしれませんね。だから 家庭のイメージが持てなくて落ち着かないのかも・・・。」
と答えました。

彼女の答えは
「そのとおりなの。」
でした。

私は 
「EMDRのトレーニングを受けるので クライエントになってもらえますか?」
と伝え EMDRIAのサイトをメールで送りました。

サイトを読んで関心を持ったAさんは すぐ私とのセッションを始めて下さったのです。

EMDRでは セラピストの解釈やクライエントの言葉を繰り返すことはありません。
クライエント自身から 様々な感情、感覚に関する言葉が出てきます。

1回目のセッションは 2時間近くかかりました。
2回目は 1時間半でした。

2回とも お互いに「一緒に成し遂げた」というような一体感がありました。

Aさんが笑顔で次回のセッションの時間の話をされたことが 効果があったことを示していると感じることが出来ました。

講師の話によると「EMDRでは 90分のセッションは普通。」とのことです。

他の参加者の事例は 自分の今後の資料にもなります。