2009年11月9日月曜日

トラウマだけのEMDRではありません!!!

EMDR国際協会では EMDRはPTSD(Post Traumatic Stress Disorder:外傷後ストレス障害)の治療に効果があるばかりでなく 次のような精神症状にも効果が報告されている、としています。

パニック障害
複雑性悲観(身近な人の死からくる悲しみ)
解離性障害
心を乱されるあるいは不安になる記憶
恐怖症
疼痛性障害
摂食障害
パフォーマンス不安(スポーツ選手、演奏家など)
ストレスの緩和
アルコール、薬物などの中毒
性的、身体的虐待
身体醜形障害
性格障害

実際、トレーニング中の練習では 不快度が高い問題で練習しないで 気になっている程度の問題を練習するように、と再三言われました。

Aさんとの治療で その意味が分かりました。不快度が高いと 脱感作と再処理に膨大な時間がかかってしまうのです。

EMDRの即効性と効果を実感するにつれ 上記の精神障害で苦しんでおられる方々が EMDR治療に出会われて 楽に、幸せになられることを願っています。
「日本EMDR学会」のサイトに 全国の治療者のリストがあります。

従来のカウンセリング、セラピーより短期間で終わるため 1回の治療費が高いように見えても総額的には少なくて済むと思われます。(もちろん 個人差があります。)

Aさんが5年間精神分析と行動療法にかかっておられ、EMDRでは4回でネガティブなイメージが消えたことからもそれが分かると思います。