2014年3月2日日曜日

不安、心配、イライラ・・・

「勇気づけの実践セミナー」1章では 自分の感情を扱います。

「心配で・・・」
「不安で・・・」
「イライラして・・・」
「つい、カッとして・・・」
「腹が立って・・・」

どのような場合にも 感情は付き物です。
とりわけ 可愛い我が子、愛する夫・・・。

私たち、親はいつになったら 不安、心配、イライラから解放されるでしょうか???

私たちが生きている限りかもしれません。
死後の世界があるとしたら この世を去ってからも心配するのかもしれません・・・。

2013年8月29日木曜日

Pさんの回復:EMDRセラピー

「眼は心の窓」
と どこかで聞いたことがあります。

今のPさんの穏やかな眼は 生れ持った優しさと賢さを感じさせます。

Pさんは 長い間苦しさを抱えて生きてこられました。
精神科医にEMDRを勧められて お母さんがネットで私のサイトを見つけて連絡して来られました。

始めはご家族に連れられて来られている状態でした。

時間の経過と共に 連絡はPさんと私で直接行うようになりました。

今回も Pさんの状態が以前に比べて格段に良くなっていることを ご家族の方々が実感しておられることを話して下さいました。

毎日何回も起きていたフラッシュバックは どんどん減っていき、今は週に2から3回、夜だけになった、と!!!

PさんにEMDRを勧められた精神科医、その情報で連絡して来られたご家族、ご家族の言葉に従ってEMDRを続けられたPさんご自身、様々な要因が重なり回復につながっていると思われます。

Pさんがご家族と食事、お茶を楽しまれたお話を伺い、ご家族の支えがはっきりと形になって表れていることを感じました。



2013年8月27日火曜日

私、EMDR必要なんです!

「私、EMDR必要なんです!」
とおっしゃってから 1年以上は過ぎていました。

子どもの頃の悲しい思い出の数々・・・。

EMDRが始まると 次々に異なった場面が出てきました。

「何か変!笑いたくなる感じ・・・。」

30分も経たないで一つのイメージは完了しました。

「おみやげ買って帰ろうかな~!駅までスキップして行きそう!」

ふとコメントを書いて下さった方の言葉を思い出しました。

「必ずよくなると希望が持て、興奮して帰ったのを覚えています。」
   ↑クリックすると 飛びます。

ご自身が心から
「変わりたい。変わろう!」
と決意されることが 否定的な記憶からご自身を解放するのに重要だと実感しました。

2013年8月26日月曜日

NHK番組と EMDRのクライエント

番組効果を感じています。

NHKの番組は お子さんの課題を解決するのにEMDR セラピーを用い、お母さんも同時にEMDRセラピーを受けられた、という内容でした。

あの番組をご覧になって問い合わせて来られる方は たいてい
「実は、私も・・・」
とおっしゃいます。

子どもの頃にトラウマとなるような体験をされた方の多くは
「自分の子どもにどう接していいのか分からない。」
ともおっしゃいます。

ご自身のトラウマ体験がお子さんとの関わり方を難しいものにしているようです。

このような方々には「勇気づけ対応」をお勧めしています。

ひとことで言うと
「自分が大切にしている友人に接するように対応する。」
です。


2013年8月14日水曜日

半世紀を経た記憶

高校時代のクラスメートから電話を頂いたのは確か10日ほど前でした。

その後、何人かの方と電話やFacebookで連絡が取れました。

EMDRセラピーでは記憶を扱いますが 半世紀を経ても昔のエピソードがつながった鎖のように次々によみがえってきます。

半世紀の間思い出すことが無かったことが!!!

これが繰り返し思い出すトラウマ的な記憶であれば どれほど大きな影響を日常生活に与えるのかが推測できます。

一度トラウマを体験すると 同じような出来事を一つのカテゴリーに入れて積み重ねていくためにたとえ小さなトラウマでも いくつか集まった後には大きなトラウマと同様になります。

一番古いトラウマをEMDRで扱うと その後の同じカテゴリーに入れたトラウマは 比較的早く処理できます。

半世紀を経たトラウマも その方が
「感情の部分を抜き取りたい、楽になりたい。」
と自分からセラピーに来られると やはり早く処理できます。

2013年4月4日木曜日

NHK効果!

2013年3月3日(日)NHKでEMDRの治療の様子が紹介されました。

それ以来EMDRを、と希望される方のメールを頂くことが増えました。

サイトをご覧になっておられるために 保護者の方から
「育児についても考え直したい。」
「対応の方法を学びたい。」
とおっしゃることも増えました。

「不登校の中・高生を持つ親の会 青空の会」・・・我孫子市で 昨年1章~10章まで
「勇気づけの親子関係実践セミナー」を行わせて頂きました。

世話人の方の言葉です。

「登校拒否・不登校問題を考える全国連絡会」の合言葉は
「信じて 任せて 待つ」
ですが このことを具体的に実践できる方法が福田さんのセミナーだと知り
大変心づよく思って来ました。

10章を終えられた方が書いておられます。

「この1年間で 私は変ったと思います。いつもは ガミガミと怒っていた自分は止めて 少し考えてから言うようにしました。私の言葉かけや 態度が変れば 子どもの反応も変って来て 険悪な親子関係にならなくなりました。
人は変えられないけれど 自分は変えられると実感しました。」

「息子が少しずつ変化し、自分の気持ちや考えを良く話してくれるようになりました。一歩進んでまた戻るというくり返しですが すこしずつでも前へ進んでいる気がします。」

NHKのEMDRの放送がきっかけに
「勇気づけの親子関係実践セミナー」
もお伝えすることが増えてきました。



2012年11月8日木曜日

安全な場所

アルフレッド・アドラー博士は 
「多くの精神病理は勇気を挫かれていることに起因している。」
と言い、親や教師に
「勇気づけの大切さ」
を訴えました。

アルフレッド・アドラー博士の名前は「広辞苑」にも載っています。
難解な説明ですが・・・。

EMDRセラピーの中ではしばしば
クライエントの方が幼い頃に受けられたこころの傷が出てきます。

私達、大人や親が考えている以上に深い傷です。

EMDRセラピーでトラウマとなっている感情を過去のものにすると同時に
お母さんに、あるいはお父さんに「勇気付けの実践セミナー」を受けて頂くと
親子関係の回復が早いようです。

「このように言われたら 安心できるかどうか」
とふり返って頂くことが 子どもにとって安全な場所になっているかどうかの確認となります。

2011年12月17日土曜日

離職の前にEMDRセラピーを!

離職を繰り返した後にEMDRセラピーを受けたい、という方に何人かお会いしました。

就職してから出会った不快な出来事がきっかけで 離職。

薬の治療をしたけれど不快な出来事を忘れることは出来ずに 離職を繰り返したということです。

薬も効果が無く、もう離職しかないのかも・・・と思われたら EMDRセラピーをお勧めします。

「ずっと記憶から離れることが無かったのに、今はそういうことがあったな、という感じしかしません。不思議です。すごいです!」
という感想をお聞きしました。

吃音、物音、電話の応対など、人に言えない辛さを抱えておられる方に 是非試して頂きたいと思います。

2011年3月に
「僕は仕事を辞めるかもしれない。そういう僕を見捨てないで下さい。」
と言って4時間半のEMDRセラピーを終えて帰って行った青年がいます。

翌朝、次のメールが来ました。
「会社へ行って来ます。」

その後9ヶ月が過ぎました。
「僕はもう大丈夫だよ!」
と言っておられると お母さんから伺いました。

彼のトラウマは 入社して初めての会議で 何も分からなくて 
「居場所が無い!」
と感じたことでした。

複雑なトラウマで無い場合は 合計5時間もあれば解消します。

2013年4月4日現在

その青年は元気に同じ会社に勤務しておられます。

この青年の場合、お母さんは私の友人でもあり、彼が9才の時から「勇気づけの対応」を実践されてきました。

1995年に私が初めて開いた「勇気づけセミナー」を受講され実践されていました。
「アドラー心理学は理論を唱えるよりも実践が大切」
ということを実践を通して私に伝えて下さった方です。

ですから青年とご両親との関係は良好でした。
離職したいという相談を2010年位の夏位からずっと受けておられたそうです。

それでも 励ましや本人の努力で2011年の3月まで仕事に行っておられました。

不眠、嘔吐、震え等の身体症状が半年以上続いていたそうです。
その経過は聞いていました。

3月上旬の初日に お母さんからメールが入ったのです。
「とうとう会社に行けなくなりました。」
と。

それまで私は治療を勧めることはしませんでした。
けれど その日は
「すぐに連絡して 来てもらって!」
と伝えました。

そして治療をしました。
友人は行けなくなった当日、用があって遠方へ行かれ3日ほど留守にされました。

帰宅して息子さんからケロッと
「よう!」
と声をかけられ キツネにつままれたようだったそうです。

友人もEMDRを体験して頂いていたので 効果はご存じでした。

1年近く苦しんでいた息子さん、
「仕事を辞めていいよ!」
と言われたご両親。

1回のEMDRで完治したのは 
青年にとって家庭という居場所がそれまでにもあったからです。

これはEMDRの「安全な場所」とも共通性があります。

2010年11月3日水曜日

EMDRセラピー

不登校生を援助する会、DV被害者を援助する会等、様々な援助活動をされている方々にお会いすることが多くあります。EMDRがまだまだ知られておらず もっと広まって欲しいと思います。

日本EMDR学会の説明

EMDR(Eye Movement Desensitization and Reprocessing:眼球運動による脱感作と再処理)は、最近マスコミなどでも取り上げられることの多くなったPTSD (Post Traumatic Stress Disorder:外傷後ストレス障害)に対して最も効果的 と言われて、大変注目されている治療方法です。1989年にアメリカでFrancine Shapiroという臨床心理学者が発表して以来、アメリカを中心に注目を集め、今日ま でに全世界で40000人以上の心の専門家(精神科医、臨床心理士など)がこの方法のトレーニングを受けています。日本でもおよそ500名の専門家がトレーニングを終え ました(2003年8月時点)。

 PTSDとは、最近では阪神大震災の後に話題になったのでご存じの方も多いと思 います。強い情緒的衝撃を伴うようなできごと(天災、交通事故、暴行、虐待など) の後に、そのできごとについて考えたくもないのにそのことを考えていたり、悪夢にうなされて睡眠が妨げられたり、集中力が落ちたり、恐怖感・不安感などに悩まされ たりするようになって、生活の色々な面に支障がでるようになる状態のことです。外傷的なできごとがあると、そこでの傷となる経験は、その経験が生じたときの映像、 音や臭い、思ったこと、身体感覚などの形で脳の神経ネットワークに貯蔵されると考 えられています。通常は我々の脳がその記憶に働きかけ、知人や家人と話したり、考 えたり、夢を見たり、日記に書いたりといった作業の中で、時間の経過とともにでき ごとに肯定的な意味づけをしたり、できごとをより小さく、自分の世界をより重要視したりすることで乗り越えることができるようになります。しかし、このような作業 をしても、いつまでも悲しみや恐怖が弱くならない、前向きに考えられない、過去のできごとがその人の中では一向に過去にならないときには治療が必要となるのです。 PTSD以外の精神疾患の中にも、こうした過去の記憶がいつまでも引っかかってい ることが症状につながっていることは多く見受けられます。

 EMDRは、外傷的なできごとを考えてもらいながら、治療者が患者さんの眼の前で指を一定の速度で動かし、それを眼で追いかけてもらうといった比較的単純な手続 きを中心とした治療技法です。眼球運動は脳を直接的に刺激し、脳が本来もっている情報処理のプロセスを活性化できるのです。ですから、5年、10年かけて、心のどこかに落ち着いていくプロセスを非常に短時間に進めることができます。そして、その過程は患者さんの脳の本来の力を引き出すので、マインドコントロールのように洗脳される、治療者に操られるというような心配は全くありません。また、止めたいとき にはいつの時点でも止めることができます。また、これまでの治療方法では、起こっ たできごとのすべてをこと細かく語ることが必要とされることが多かったのに比べ て、大変ストレスの少ない技法と認められています。


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2010年5月20日木曜日

父親は大学教授!

モントリオールでの事例です。

来談目的:離婚を楽に乗り越えたい
職業: 会社員

「自分はバカだ!愚かだ!」
と ことある度に口にされます。

彼に 自分を愚か、と思い始めた時期を聞いてみました。

「高校の時だった。地理、科学、英語、フランス語、歴史、どの教科も好成績だった。けれど 数学が75点だった。父親に見せると“今度頑張れば良いよ!」と言われた。自分は 愚か者だと思った。友達は “75点で充分だろう、何がいけないんだ?”と言っていた。」

という記憶が出てきました。

お父さんは有名な大学の教授。
「父を尊敬している。」
と言いつつ 父親と自分の学歴、職業を比較しておられます。

このイメージについては ご自身の中で 充分熟成されていたようです。
10セットのEM(眼球運動)で 
「自分は 父とは違う。自分はありのままで良い。」
という所に落ち着きました。

EMDRは 一つのイメージについてセラピーを行います。
似たような内容であれば 一番古いトラウマにセラピーを行うと 新しいものが消えやすくなったり 消えたりします。

2010年5月12日水曜日

長年Aさんを苦しめて来た両親の争い

2009年10月にEMDRセラピーをしたAさん。ギリシャ系カナダ人です。

ターゲットは
「4~5才の頃、両親のけんかを見た。父親が髭そりナイフを持って 母親を追いかけていた。」

この記憶を抱えてAさんは40年以上生きて来られました。
現在のパートナーとは 10年間一緒に暮しておられます。しかし彼女の気持ちの中では 常に不安定感があるとのこと。

精神分析セラピーを3年間、行動療法を2年間続け、EMDRセラピーを試みた時まで 行動療法の面談を受けていたそうです。

Aさんの場合、トラウマが大きかった為 脱感作にとても時間がかかりました。
1回目、2回目共に 100セット以上の眼球運動を行いました。
疲れて来た時に タッピングに変えたのですが Aさんは 眼球運動の方が集中出来る、とのことで休みながら行いました。

1回目が済んだ時は 10のSUDsは 5まで下がりました。
2回目は3。
軽いトラウマの方に比べて とても時間がかかりました。

合計で5回の面談を行いました。

「5年間セラピーに通っていたのに イメージは持ち続けていた。1週間に1回の 5週間で消えるなんて 魔法のよう!ありがとう! 何かあったら また連絡するわ。」

7ヶ月経って メールでやり取りしました。
「前より 行動的になったと思う。イメージは すっかり消えた。よく思い出せない。」
とのことです。


 

EMDRセラピー 半年後

2009年12月初旬にEMDRセラピーを受けたクライエントQさんと会う機会がありました。

ターゲットは
「4~5才の頃 自分が気に入っていた格子柄のスカートをはこうとしていると 母親に“似合わないから 止めなさい!”と言われたこと。」
でした。

当時クライエントは 実習を伴う授業が多い各種学校の学生でした。
自分の判断に自信が持てず、些細なことに周囲の様子を見てから事を運ぶため テンポが遅れる。実習の際 一斉に作業を始めるのに支障をきたす、ということでした。

半年後に会ったQさんは
「EMDRのおかげで くよくよしなくなりました。あんなことがあったなぁ、と思う位です。学校でも 周りを気にしないで実習出来、おかげで無事に卒業しました。EMDRがすごく効果があって 生きるのが楽になるって 悩んでいる人達に教えてあげたいと思います。」
と おっしゃって下さいました。

EMDRセラピーを知らないという方から 
「記憶が戻るということは無いのですか?」
と質問を受けたことがあります。

EMDRが北米で急速に広まっているのを見れば 戻ることは無いとはつながりませんが 効果的な治療だと認められている、ということだと思います。

日本でも「日本EMDR学会」がトレーニングを行っています。

2010年1月14日木曜日

母が姑に言われた言葉

半年前に帰国した時も 今回も 姑に言われた同じ言葉を繰り返す母がいました。
前回は EMDRの受講前でしたので 母が長年信仰してきた天理教の教えを唱えてもらっていました。
「人が何事言おうとも 神が見ている 気を静め。」
母が同じ言葉を言い始めると
「さん、はい。」
と掛け声をかけると 母は素直にそれを歌い始めました。

今回も1日目にして 同じ言葉が出てきました。
「忘れた方が 気が楽でしょう?EMDR試してみる?」
と聞くと
「そうね。もう忘れなきゃね。」
と 素直に治療を受け入れてくれました。

一定の手順を踏んで治療をしました。
悟ったような言葉が治療の中で出てきました。

帰省後1日目のことでしたが その後10日間 同じ言葉は繰り返されませんでした。
もっとも転んで腰を痛めたのが5日で、痛みで何も考えることが無かったかもしれません。

今度帰省したときに 同じ言葉が出てこなかったら 効果があった、ということになります。
楽しみです。

2009年12月21日月曜日

奥さんがいつも怒っている!

交通事故にあった方へのEMDRの効果を聞いた男性がおっしゃいました。
「家内にも治療してもらいたい。家内はいつも怒っている。」

「奥さんが同意されたら出来ますよ。多分3~5回のセッションで終わり
ますよ、もし深い問題がなければ。」
と お答えしました。

いつも怒っている、とご主人が思っておられるということは 何か解決でき
ることがあるはずなのです。むしろ解決した方が良い、と言うべきかもしれ
ません。何らかのきっかけで解消すれば良いのですが そうでない可能性
もあるからです。
奥さんがいつも怒っているということは 家庭が憩いの場でなくなっていき
家庭不和にもつながります。

思春期から青年期にいつもいらだっていたという方のご両親は仲良くなかっ
たそうです。ご夫婦の関係は 子どもにも影響します。

善は急げ、と言います。是非EMDRの治療を奥さんに 勧めてあげて下さい
ね!!!

交通事故に遭った方へのEMDR

12月11日のブログで ご主人とけんかをしなくなった、ご主人が気づいておられるかどうか
分からない、とおっしゃった方のご主人のお話を聞くことが出来ました。

スカイプで奥さんとお話していると ご主人が挨拶して下さいました。そこで 伺ってみました。

私:  「車に乗ったとき、奥さんが何もおっしゃらなくなったことに 気づいておられます
     か?」
ご主人:「はい、気づいています。彼女は何を考えているのか分からないけれど 何も言
     いません。」
私:  「それがEMDRの効果なんです。怖い気持ちが消えたから言うことがなくなったの
     です。」
ご主人:「そうだったんですね。本当にスゴイ!スゴイです!けんかをしなくなりました。大先
     生です!うれしいです。ありがとうございます。」

奥さんの交通事故の記憶は また事故にあうかもしれない、という恐怖心から 車に乗るたび
にご主人の運転に口を出し、けんかを招いていた、ドライプが楽しめなかった、という実害が
ありました。一番大きなけんかの原因だったことが消えたのですから ご主人にとってもうれしいことだったのです。
「これから パーティに行くので スカイプ終了させていただきま~す。」
と奥さんがおっしゃり 幸せそうなお二人を
「いっていらっしゃ~~~い。」
と スカイプでお見送りしました。    

2009年12月13日日曜日

Qさんの その後

EMDR治療から1週間後 Qさんに何か気づかれたことがあるかどうか伺いました。

Qさんのイメージは お母さんとの関わりでした。
お母さんにQさんの行為を批判された経験が 細かい部分で判断に迷うにつながっているというものでした。

「迷いが無くなったのを 実感しています。学校での作業中に くよくよ迷い、周りの人がどうやっているか見てから自分もとりかかる、ということが多かったのですが すっかり消えました。気楽に 自分が理解したように作業できるようになりました。」

と報告を下さいました。

実は私自身、不快な体験を EMDRのトレーニング中に治療してもらいました。
昨日たまたまその出来事があった場所に行ったのですが 当時の記憶や感情が遠くに消え去っているのに気づきました。
「確かこの場所で あのような出来事があった・・・」
程度で 当時の悲しい感情は 全く浮かんできませんでした。

私のインストラクターは スポーツ選手の能力向上イメージトレーニングもEMDRで行っているとのことです。
音楽のショーなどのパフォーマンス向上にも効果があります。

2009年12月11日金曜日

追突事故

お姉さんが運転される車に乗っていて 追突された記憶に対するEMDR治療を行ったRさんとお話する機会がありました。

EMDRの治療から 2ヶ月近く経過しています。その後の様子を伺ってみました。

「車に乗るのは もう全然こわくありません。夫ともけんかをしなくなって 周りの景色を見ることが出来るようになりました。EMDRの効果、すごいです!」

EMDR治療の前には ご主人の運転に「あぶない!あぶない!」と口を出して 車に乗るたびにけんかをされていたとのことです。「こわい」という気持ちが  ご主人の運転に小言を言わせていたわけです。「こわい」が治療によって消えたのです。ご主人と車で出かける機会が多いRさんですので けんかが減ったというのは 大きな効果につながったようです!
せっかく縁有って一緒に暮らすのですから けんかは出来るだけ少ない方がしあわせですものね!

2009年12月9日水曜日

グループコンサルティング

先週の月曜、朝3時から7時まで スカイプで4時間のコンサルテーションを受けました。
何故 朝の3時なのかというと カナダ、オンタリオ州のグループコンサルティングだったからです。

スカイプの相手側には 現地へ集合出来た多くの仲間がいました。
トレーニングのパート1とパート2の合計7日近くを一緒に過ごした仲間です。

私が一番遠いということで 最初に指名されました。
私は 日本でのQさんの例とモントリオールでのAさんの事例を出しました。

トレーナーの言葉は いつも原則に従っています。
クライエントにとって「安全な場所」を確認すること、
チェック項目を抜かさないで行うこと、
たとえゆっくりでも状態が動いていれば それは効果が上がっていると見ていいこと等など・・・。

「クライエントの安全が 何よりも大切。」
と この言葉も繰り返されます。

最後に感想を聞かれて
「気分として 魔法の杖を持ったような気がします。」
と言うと グループの中から笑い声が聞こえました。

つい3週間前一緒に過ごした人々だとは 信じられない思いです。
「EMDR学会などで 皆さんに会うことがあるような気がします。」
と 締めくくりました。

トレーナーから パート1、2とグループコンサルティングを終了したことを証明する書類を送る、と
言われました。
楽しみです!

2009年12月8日火曜日

EMDRとアドラー心理学

EMDRではクライエントの解決したい出来事を聞く時 より以前の体験を探すために 同じような感情、感覚を持った出来事をクライエントと共に探します。

アドラー心理学では セラピーをする時に早期回想と言って 一番幼い頃の思い出を聞きます。
ですから EMDRで行うことと似ています。
アドラー心理学のセラピーをしていると お話を伺う中で クライエントの方の早期回想を予測できるようになります。

例えば ギリシャ人のAさんに会って2回目の時、
「私、パートナーと10年間一緒に暮らしているけれど 本当に一緒に居たいのかどうか気持ちは半々なの。」
と話された時に
「もしかしたら 子どもの頃 安定した家庭を経験されていないかもしれませんね。」
と答えたことがあります。

また、アクセサリーが好きな友人は
「あなたは きっとアクセサリーに関する早期回想を持っているはず。」
との私の言葉に
「考えたことも無かったけれど 思い出したわ!子どものころ、母がパーティに行く支度をしていて イヤリングやネックレスをつけるのを きれいだな~と思って見ていたわ。母のベットに腰を下ろして。」

Aさんの例のように アドラー心理学では 子どもの頃の体験と現在の自分の取る行動が重なっている、としてクライエントの方の問題の解決に使います。

どこが一致しているのかは 訓練を受けると徐々に慣れてきてはっきり見えるようになり クライエントの方の行動の予想がつくようにもなります。

EMDRの訓練中、アドラー心理学を学んで良かった、と何度も思いました。
理解が早かったのです。
他の理論を学んで来られた方々のトレーナーに対する質問で分かったのですが
心理学者であったりセラピストであっても
早期回想をご存知ないとトラウマ以前の出来事を理解するのに時間を要されるようでした。

2009年12月7日月曜日

自分の判断に不安がつきまとう

「自分の判断に不安がつきまとう。」
とおっしゃる方、Qさんの治療をさせて頂きました。

イメージは 幼い頃にお気に入りのスカートをはこうとしたら お母さんから
「それは似合わない。こっちのをはきなさい。」
と言われたもの、でした。

否定的な自分:私は自分の判断を信頼できない。
肯定的な自分:私は自分の判断を信頼できる。

それを思い出すと 胸の上部がザワザワとするような感覚がある、とおっしゃいました。
よく 頭では分かっているけれど 体が付いていかない、と言います。
体にも感覚として記憶が残ります。

歴史が大好きなQさんは EMDRの眼球運動と共に
子どものころから現在まで 年表を書くかのように思い出されていきました。

トレーニングを受けているときに よくトレーナーが
「何が出てくるかは 全く誰にもわからない!」
と 繰り返しおっしゃっていました。

本当にその通りでした。Qさんは
「子どものころから全く思い出さなかったことまで出てきて驚いた。いい人々に出会って来たことがわかった。幸せな出会いを
沢山持っているって分かった。」
と おっしゃっていました。

数日後 変化を伺いました。
「友人に 顔色が良いと言われた。判断に迷うことが無くなった。気持ちがいい。」
などの感想等が出てきました。

EMDRの効果はその時だけでなく 持続するそうです。
また 次に お会いするのが 楽しみです。